津田 晃

津田晃氏は、1968年に野村證券株式会社に入社し、秀抜な営業実績を残すとともに、後進育成にも精力的に取り組まれ、1989年に43歳という異例の若さで同社取締役に就任され、1996年には代表取締役専務まで務められました。

また、野村證券株式会社の代表取締役専務を退任後は、日本合同ファイナンス株式会社(現在の株式会社ジャフコ)代表取締役専務に就任し、1999年には代表取締役副社長に就任して、多数のスタートアップ企業の育成に尽力されました。

さらに、野村インベスター・リレーションズ株式会社の取締役会長を務められ、IR活動のコンサルティング事業に従事されました。 加えて、老舗のベンチャーキャピタルである日本ベンチャーキャピタル株式会社の代表取締役社長を務め、同社においても、事業の初期段階から積極的に経営に関与し、多くのスタートアップ企業を成長させてきました。

その後、日立キャピタル株式会社の取締役、宝印刷株式会社の取締役を務めました。株式会社酉島製作所においては監査役を務め、同社のコンプライアンス推進の中枢を担ってこられたという実績があります。

現在は、上記の豊富な経験を活かし、株式会社北日本銀行の社外取締役、株式会社FCE Holdingsの社外取締役等を務め、両社の経営を客観的に監視してガバナンスの強化に尽力されています。また、一般社団法人日本コンプライアンス推進協会の会長を務められ、日本企業におけるコンプライアンスの向上に尽力されています。

このように、津田氏は多数の企業の成長・育成及びコンプライアンス推進において秀抜な実績、経験を有しています。津田氏にはその貴重なご経験を踏まえ、客観的な視点からフジテックの経営に適切な助言をいただき、企業価値・ガバナンスの向上のために貢献していただけるものと考えております。

プロフィール詳細

1968 年 4 月野村證券株式会社入社
1987 年 12 月同社取締役
1991 年 6 月同社常務取締役
1996 年 6 月同社代表取締役 専務取締役
1997 年 6 月日本合同ファイナンス株式会社(現 株式会社ジャフコ) 代表取締役 専務取締役
1999 年 4 月同社代表取締役 取締役副社長
2002 年 5 月野村インベスター・リレーションズ株式会社 取締役会長
2005 年 6 月日本ベンチャーキャピタル株式会社 代表取締役 取締役社長
2005 年 6 月日立キャピタル株式会社 取締役
2009 年 6 月株式会社酉島製作所 監査役
2009 年 8 月宝印刷株式会社 取締役
2013 年 6 月一般社団法人 企業研究会理事(現任)
2015 年 6 月株式会社酉島製作所 取締役
2018 年 4 月一般社団法人日本コンプライアンス推進協会会長 会長(現任)
2019 年 6 月パス株式会社社外取締役
2019 年 12 月株式会社 FCE Holdings 社外取締役(現任)
2021 年 6 月株式会社北日本銀行社外取締役(現任)
2021 年 9 月宝印刷株式会社顧問(現任)

津田氏からのメッセージ

Message

1968年に野村證券株式会社に入社し、秀抜な営業実績を残すとともに、後進育成にも精力的に取り組み、43歳の時に同社取締役に就任し、7年後には代表取締役専務まで務めました。 また、野村證券株式会社の代表取締役専務を退任後は、日本合同ファイナンス株式会社(現在の株式会社ジャフコ)代表取締役専務に就任し、のちに代表取締役副社長に就任して、多数のスタートアップ企業の育成に尽力。 更に、野村インベスター・リレーションズ株式会社の取締役会長を務め、IR活動のコンサルティング事業に従事しました。 加えて、老舗のベンチャーキャピタルである日本ベンチャーキャピタル株式会社の代表取締役社長を務め、同社においても、事業の初期段階から積極的に経営に関与し、多くのスタートアップ企業を成長させてきました。その後、日立キャピタル株式会社の取締役、宝印刷株式会社の取締役を務めました。酉島製作所においては監査役を務め、同社のコンプライアンス推進の中枢を担った実績があります。 現在は、上記の豊富な経験を活かし、株式会社北日本銀行の社外取締役、FCEホールディングスの社外取締役等を務め、両社の経営を客観的に監視してガバナンスの強化に尽力。また、一般社団法人日本コンプライアンス推進協会の会長を務め、日本企業におけるコンプライアンスの向上に尽力しています。

大学を卒業して社会人としての経歴の大半は証券を中心とする金融関係です。その中で、従前の短期的な「株主至上資本主義」から昨今の「ステークホルダー資本主義」への認識が高まっているのが現状です。ステークホルダーである従業員・顧客・取引先・地域社会そして株主を考える時、フジテックのビジネスモデルはBtoBです。しかし、その顧客の先に膨大な一般利用者が存在し、現実的にはBtoB・toCとなっております。国内外の全ての関係者に安心、安全、快適を届ける為には常に長期的な視点が必要となり、ステークホルダーを必ず念頭に置く事が必須となります。又、日本の証券市場に於いては太平洋戦争直後のピープルズキャピタリズムとは異質の証券民主化・累積投資政策が進行中であり、更に開かれたマーケットが求められております。

以上のような状況の中で今までの経験を活かし、フジテック株式会社の経営が全てのグローバルなステークホルダーに貢献出来るように、微力では有りますがその責務の一端を担う覚悟であります。